【概要】
四万温泉には、渓谷美を楽しめる幻の景勝地、嘉満ヶ淵(かまがふち)があります。
なぜ幻かというと、嘉満ヶ淵のすぐ上流に、発電用の小さなダムがあり、ふだんはとても水量が少なく見ごたえがないからです。
でも、まとまった雨が降った後など、このダムが満水になって放流するときには美しい渓谷美を楽しむことができるので狙い目です。
雨上がりの四万温泉のお楽しみにぜひお出かけください。
嘉満ヶ淵(かまがふち)は、四万温泉の温泉口にある桃太郎の滝のすぐ下流にある四万ブルーと渓谷美を楽しむことができる四万川の景勝地で、かつてはたくさんのお客さまが訪れる場所だったそうです。
地元の人の話では、当時はこの渓流を間近に見下ろせる茶屋もあり、とても賑わっていたようです。
昭和36年に、桃太郎の滝の直下に「四万発電所」の取水のための小さなダムが出来てしまったため、普段の水量が激減し、訪れるお客さまもほとんどいなくなってしまいました。
でも、いまでも、嘉満ヶ淵というバス停があったり、河岸をよく見ると茶屋跡らしき石垣が残っていたりしていて往時の賑わいを偲ばせます。
このバス停の少し下流に川への降り口があり、渓谷美を楽しめます。
普段でも、そこそこ楽しめますが、上流の発電用のダムのため、水量がが少なくあまり迫力がありません。
往時の渓谷美が戻ってくるのが、まとまった雨などで水量が増え、ダムから川へと放流が行われている時です。
こうなると、たっぷりの四万ブルーと周辺の岩や木々とがマッチして見事な渓流を楽しめます。
このあたりには雑魚も住んでいいますので、その魚影を楽しむことができるかもしれません。
柏屋旅館からですと、5分ほどで川への降り口まで行けます。
雨上がりの楽しみに四万温泉の古くて新しい幻の魅力を発見してみませんか?
※ 足元がとても滑りやすい場所がありますので、滑りにくい靴で充分注意をしてお出かけください。 また、周辺の草むらには山ビルが発生することがありますので、入らないようご注意ください。
コメント