四万温泉と聞いて、アウトドア! と思う方はあまり多くないかもしれません。
でも、実は四万温泉はアウトドアアクティビティの宝庫なんです。
そこで、地元に住む私たちの視点から、四万温泉で遊べるアウトドアアクティビティを改めてまとめてみました。
四万川、奥四万湖など水で楽しむ – ウォーターアクティビティ
四万ブルーの四万川には、上流から奥四万湖、甌穴、四万湖などの名所があります。
四万温泉で楽しめるウォーターアクティビティといえば
釣り、カヌー、キャニオニング、カヤックなどです。
釣り
四万川では、イワナやヤマメなどの渓流釣りを楽しむことができます。
渓流釣りが可能な期間は、3月1日から9月20日までです。
新湯の新湯川との合流地点より上の四万川本流は水質がやや酸性のため、魚がいませんが、それより下流や、新湯川、日向見川やその周辺の支流などで楽しめます。
四万温泉内での渓流釣りは、入漁券が必要で、日釣券は1,000円です。
事前購入しないで、川での購入は、1,500円になってしまいますので、必ずあらかじめご購入ください。
入漁券は、町内のコンビニでもお買い求めいただけますが、オススメは四万温泉内での購入です。
というのは、販売所の方々はみんな釣り好きなので、購入時にオススメの釣りポイントなども教えてもらえるからです。
販売所は 豊島屋さん おきなやさん 焼きまんじゅう島村さん あづまやさん です。
現在、四万温泉柏屋旅館も含め、四万温泉内では釣竿のレンタルはございませんので、釣り道具はご持参ください。
カヌー・SUP
四万温泉では奥四万湖と四万湖でカヌーやSUP(スタンドアップパドル)で遊べます。
どちらも、宙に浮かんでいるような透明感あふれる四万ブルーを楽しめます。
湖面から眺める新緑や紅葉も楽しめます。
ゆっくりと湖面を漕ぐアクティビティなので、どなたでもお気軽にチャレンジできます。
4月から5月までは、雪解け水が入って透明感抜群の奥四万湖が断然オススメです。それ以降は水量が安定している四万湖がおすすめです。
秋の紅葉はどちらも見事です。
カヌー体験できるツアー会社も増えてきました。
奥四万湖はグリーンディスカバリー、四万湖はぐりーんぴーす、フィールグッドカヌーツアーに、SUPはロータスアウトドアーズなどにお申し込みください。
キャニオニング
もう少し激しい(!?)アクティビティを楽しみたい方にオススメなのが、キャニオニングです。
キャニオニングは、ウエットスーツとライブジャケットを着込んで、四万川の流れとともに自分の身体ひとつで渓流を下るアウトドアアクティビティです。
四万温泉では、四万川ダム(奥四万湖)直下をスタートするキャニオニングをグリーンディスカバリーが主催していて、平日でも満員になるほどの人気です。
私も楽しんできましたが、とても楽しいですよ!
カヤックなど
四万温泉周辺ではカヤックも楽しめます。
四万川・六合エリア、沢渡川などはカヤックにちょうどいい川がたくさんあります。
最近では四万温泉にカヤックを持ち込んで楽しんでくださるお客さまがたくさん増え、四万温泉の新たな魅力を、動画やSNSで発信し続けていただいています。
四万温泉の川遊び、ウォーターアクティイビティでのご注意
河川や湖沼は基本的には公共物ですので、誰が立ち入っても大丈夫です。
ただ、河川や湖沼に降りるまでの土地が私有地や県有地の場合があったり、また、四万川沿いの露天風呂を備えた宿もたくさんありますので、注意が必要かもしれません。
疑問点などございましたら、四万温泉協会(TEL 0279-64-2321)にお尋ねください。
ハイキング、登山、ラン、バイク – 里山で楽しむ
四万温泉は、上信越高原国立公園の新潟県境に位置するため、豊かな自然の宝庫です。
温泉街も四万川に沿って発達しているので、道路沿いをゆっくりお散歩するだけでもじゅうぶん気持ちいいのですが、さらにアクティブに自然を親しむのもオススメです。
ウォーキング、ハイキング
レト温泉街ランキングでNO.1にも選ばれた四万温泉街をゆっくり歩くなら、ガイド付きのまち歩きツアー「シマスパガイドwithプロ」がおすすめです。
それよりももう少し歩きたい方、ハイキングなら四万温泉の「滝めぐり」がいいですよ。
少しだけ歩けば到達できる桃太郎の滝、大泉の滝や小泉の滝のほか、山道を1時間ほど歩く小倉の滝や摩耶の滝など、いろいろ楽しめます。
四万温泉からは車での移動になりますが、同じ中之条町内にある、芳ヶ平、チャツボミゴケ公園、野反湖なども、ウォーキング、ハイキングにオススメのスポットです。
ラン、バイク
適度にアップダウンのある四万温泉周辺は、ランニングやサイクリングにもオススメです。
標高と四万川の川風で真夏でもそこそこ涼しいので快適に楽しめます。
最近のランニングブームで、四万温泉にご宿泊の際も、朝ご飯前に朝ランを楽しむ方も増えてまいりました。
四万での朝ランは、四万ブルーの渓流を楽しめたり、野鳥やサルなど野生動物に出会えたり、朝露に濡れた緑を楽しめたりできます。
帰ったら貸切露天で温泉を浴び、空きっ腹に優しい柏屋の朝ご飯。
まさに「早起きは三文の徳」ですね。
先日はノルディックウォークを楽しむお客さまにもお越しくださり、四万温泉はノルディックウォークにも最高の環境だとおっしゃっていただきました。
アウトドア+ランといえば、毎年恒例になったトレイルランニングの大会「スパトレイル四万to草津」にも、最近では1000人ものランナーが集まっていました。
※ 残念ですが、この大会は2023以降中止が決定しています。
私たち柏屋旅館には、無料のレンタル自転車もございます。
レンタサイクルでのゆっくり温泉街のサイクリングも人気ですよ。
もし、ロードバイクをお持ちなら、四万温泉発-ふれあいの森-富澤家住宅-伊参スタジオ公園-Tumuji-四万温泉や、沢渡温泉経由暮坂峠など、いろいろなコースが楽しめます。
一周4kmの奥四万湖の周遊も楽しいですよ。
そして最近オススメしているのが「ツールドスパ」です。
群馬にたくさんある温泉地を自転車で巡ろうというアクティビティです。
ぜひ、チャレンジしてみてください!
→ ツールドスパ
山登り
四万温泉周辺には、1時間ほどで登れる山から新潟県境まで登れる山まで、色々あります。
お散歩+α程度なら水晶山 、さらにその先を目指す不納山。
新潟県境まで登るなら標高1600m弱の稲包山。
四万温泉の野山を歩く時のご注意。
四万温泉は国立公園。
野生動物もたくさんいます。
音楽を鳴らしたりクマ鈴を携行したりして、人間の気配を知らせながら山を歩きましょう。
また、GW明けから初霜の降りる10月下旬まで、草むらには「山ビル」が発生します。
塩水や虫除けスプレーを多めに靴にかけ、「山ビル」が近づかないようにしましょう。
万一、付いた時は食塩をかけるとやっつけられますので、少量でいいので食塩を持参しましょう。
冬はどうする? オフロードバイクなど
冬の四万温泉
雪の量も微妙なので、スキーやスノボなどはできません。
でも、四万温泉周辺にはたくさんのスキー・スノボが楽しめます。
もし、スノーシューなどお持ちでしたら、積雪期の奥四万湖でスノーシューで遊ぶのもいいかもしれません。
少しだけ凍る湖面を眺めながら、ゆっくりお散歩。
野鳥に出会えるかもしれませんよ。
また、町内の六合地区では冬のチャツボミゴケ公園では、本格的なスノーシューツアーをお楽しみいただけます。
→ チャツボミゴケ公園スノーシューツアー
オフロードをバイクや車で!
そして、四万温泉の周りには、未舗装の林道もたくさんあります。
野反湖へ向かう万沢林道、たくみの里方面に抜ける秋鹿林道、沢渡温泉の上流に抜ける高田山林道などがオススメです。
ゴルフ
春から秋にかけては爽やかな高原の空気に囲まれたゴルフもいいものです。
四万温泉周辺の中之条町、高山村、渋川市などにはたくさんのゴルフ場があります。
ゴルフ&温泉旅も楽しそうですね。
→ 四万温泉周辺のゴルフ場
どうですか?
落ち着いた湯治場の風情を残す四万温泉。
早めに宿について、宿の温泉や食事を楽しみ、ゆっくりと過ごすのが四万温泉の王道ですが、このようにたくさんのアウトドアスポーツを楽しむことができます。
今度の四万温泉旅行では、ぜひ、アウトドアもお楽しみください。
コメント
いい季節になってきましたね。
近くにキャンプ場は無いのでしょうか?
コメントありがとうございます。
四万温泉にはキャンプ場はございませんが、周辺には野反湖キャンプ場、新治ファミリーランドなどがございます。
(いずれも冬は利用できないようです)
奥四万湖のシャクナゲ滝までこの時期スノーシューで行けますでしょうか?
コメントありがとうございます。 ひどい積雪にはならないので、スノーシュー、徒歩、クロスカントリースキーなどがいいと思います。
ぜひお出かけください