トミーの献立帖

第4回目は、
蒸し物『たらば蟹若布蒸し』です。
若布は、若芽、若女、若目に通じ、古くは若返りの薬と信じられ、現在でも、縁起物として欠かせないものとされている。また、食生活になじみが深く、普遍的な素材ともなっている。
料理手順
たらば蟹の棒身を中骨を抜き、出汁に漬けておく。
乾燥若布を微温湯でもどし、筋を取って塩湯を通し、色出しする。
若布は水気をよくふき取り、抜き板に広げて形を整え、刷毛で粉を打ち、表面に生身を薄くのばす。
蟹身の汁気をふき取り、打ち粉をして、先の上にのせ、若布て巻き込み、巻きすで巻いて形を整える。角面器に熱々の八方だし汁を入れ、若布て巻いた蟹身を入れ、ラップて密閉し、静かに蒸し煮にする。蒸し上がったら、小口切りにして、器に盛り付ける。
(トミー)

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