「ラオスにいったい何があるというんですか？」旅の名言集 Vol.2

「ラオスにいったい何があるというんですか？」は名言というよりも、村上春樹の紀行文集のタイトルです。
ラオスのほかアメリカ、アイスランド、イタリア、熊本など各地の旅行記です。

「ラオスにいったい何があるというんですか？」は村上春樹さん自身の言葉でなく、ベトナムのハノイ経由でラオスに行く時にベトナムの方から発せられた言葉だそうです。
ベトナムにない、いったい何がラオスにあるというんですか？と。

皆さんは旅に出る時、綿密に計画を立てるタイプでしょうか？それとも〇〇に行こうと目的地だけ決めてあとは流れに任せるタイプでしょうか？あるいは行き先も決めずにふらっと旅立つなんて方もいらしゃるかもしれませんね。

ふらっと出かけるタイプの方はもちろんのこと、綿密に計画を立てたとしても、実際に行ってみると「そこにしかないもの」に出会えるはずです。
それが旅の醍醐味ですし旅に出る目的かもしれませんね。
村上春樹さんも「そこに何があるか前もってわかっていたら、誰もわざわざ手間暇かけて旅行なんて出ません」と言っています。

私自身も旅行に出掛けて思うのは、あらかじめ予定していたり調べていた場所での感動や満足度ももちろん高いですが、現地に行ってからわかったこと、現地で新たに発見したこと、ちょっとしたハプニングや出会いの方が印象が高かったように思えます。

さて、四万温泉。
たくさんの有名温泉地がある群馬県にあってあえて四万温泉旅行を選択されたら（草津や伊香保でなく）「四万温泉にいったい何があるというんですか？」と聞かれてしまうかもしれませんね。
なにしろ、四万温泉は草津温泉の1/10くらいの規模の小さな温泉地で、地元に長年住んでる方に言わせると「四万には何にもねぇ！」そうですから。

村上さんはラオスのルアンプラバンという仏都に滞在したそうで、そこには、高層建築物やショッピングセンター、スターバックス、マクドナルド、パーキングメーター、そして信号さえもなかったそうです。
四万温泉も全く同じですね。というか四万温泉はもっと何もないです。

でも実際は、そんな四万温泉や柏屋旅館に何十回も100回以上も通っていただくお客さまがたくさんいらっしゃいます。
本当にありがたいことです。

「四万温泉にいったい何があるというんですか？」
ぜひ、それを見つけに四万温泉にお越しくださいませ。