群馬、新潟、福島県境にある尾瀬は、日本最大の高層湿原で国の特別天然記念物。
ここにしかない貴重な自然の宝庫です。
群馬県の郷土かるたである上毛かるたには「仙境尾瀬沼 花の原」と詠まれています。
仙境は、仙人の住む土地、俗界を離れた清浄な土地。 という意味だそうで、こんな表現がぴったり来るまさに別世界です。
ちなみに、上毛かるたで四万温泉は「世のちり洗う四万温泉」と詠まれています。 これも四万温泉の空気感にぴったりのフレーズですね。
そんな尾瀬に、学生の時以来、30年ぶりに行ってきました。
尾瀬の群馬県側の入り口である、片品村の尾瀬戸倉地区までは、国道353.145.120経由でおよそ2時間。
沼田市内でやや混雑することもありますが、それ以外は信号も少なく快適なドライブが楽しめます。
群馬県側からの尾瀬への入山は、鳩待峠、大清水、富士見下などがありますが、今回は尾瀬ヶ原を目指し、比較的高低差が少なく歩きやすいとされる鳩待峠ルートを選びました。
(この日は、歩き始め6:45、鳩待峠への戻り12:40で23kmほど歩けました)
尾瀬ではマイカー規制が敷かれているので、車は戸倉地区の駐車場(1日1000円)に停めて、そこからはバスや乗合タクシー(どちらも片道980円)での移動で、約30分です。
歩き出してすぐは、尾瀬ヶ原まで3km強の下りが続きます。
今年は残雪が多く、6月というのにルート上にたくさんの雪が残っていて、軽装でお越しの方々はかなり滑っていました。
山の鼻ビジターセンターまで下るとあとはほぼ平坦な尾瀬ヶ原。
ルート全体に木道が設置されていて、高低差もなく、とても歩きやすいルートです。
貴重な水芭蕉も見頃を迎え始めました。
そのほか、貴重な動植物もちらほらと・・・
この日はあいにくの雨のち曇りでしたが、それでも雄大で爽やかな尾瀬ヶ原の魅力を十分味わうことができます。
山小屋も良い距離感で点在していて、各々公衆トイレ(有料:100円)も設置されているので、トイレの心配もありません。
途中、大きな背負子を背負った歩荷の若者にすれ違いました。
こうした人たちに支えられて快適なトレッキングができるんですね。 感謝感謝です。
さて、尾瀬&四万温泉を楽しむのでしたら、尾瀬からの四万温泉がおすすめです。
早起きまたは戸倉周辺で前泊し、早めに尾瀬を楽しんでいただき、四万温泉まで移動。
疲れ切った体を四万の湯で癒してくださいね。
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